右足腓骨(ひこつ)骨折からの復帰を目指す阪神糸井嘉男外野手が3番右翼で先発出場し、中越え2ランを含む3打数2安打2打点をマークした。

 初回2死で迎えた第1打席、中日清水の140キロ直球を捉えて右翼フェンス直撃の二塁打。3回の第2打席は左翼手のダイビングキャッチに阻まれたが、鋭い当たりのライナーを左中間に飛ばした。4回2死三塁では清水の136キロをバックスクリーン右に運び、予定していた3打席を豪快なアーチで締めくくった。

 試合後、矢野2軍監督は糸井について「打つほうはもちろん問題ないんやけど。ファウルフライにも走れてた。二塁打のところではちょっと(足を)気にしてるかなというのはあったけど。それ以外はいけるかな」とコメント。21日DeNA戦からの1軍復帰が見込まれる超人が、出陣OKを猛アピールした。