ソフトバンクが投手強化に向け、育成選手の左腕・大竹耕太郎投手(23)を支配下登録することになった。今日29日にも発表予定。

 楽天戦に連敗し、球宴後では5年ぶりとなる借金生活に突入したソフトバンクが、31日の登録期限直前の駆け込みで大竹の「支配下登録」を決めた。

 大竹は早大を経て昨年の育成ドラフト4巡目で入団。今季は育成ながらウエスタン・リーグで22試合に登板、チームトップとなる8勝(1セーブ)を挙げている。球速こそ140キロ台前半ながら制球力の良さとクレバーな投球で結果を残してきた。25日の広島戦(由宇)では勝利投手にこそなれなかったが、先発登板し、6回4安打2失点の投球を見せた。

 球団側は故障者続出の現状や、今後の巻き返しに向けた「戦力強化」として大竹の支配下入りを決断した。ホークスの支配下選手は枠いっぱいの70人となる。