ゴーヤーパワーでリベンジする。西武多和田が先発する今日31日ソフトバンク戦に向け、西武第2で調整。炎天下、ブルペン投球などで備え「この前はやられてますが、それにとらわれすぎないように。気持ちの入った投球をしたい」と静かに闘志を燃やした。

 後半戦開幕を託された16日の対戦は4回途中11失点と炎上。雪辱を期すが敵は鷹打線だけではない。「(出身の)沖縄もこんな暑くはないですね」と話す記録的な猛暑だ。ナイターでも蒸し暑い本拠地マウンド。対策は不可欠だが、そこは昨年10月に結婚した夫人が手料理で支えてくれる。「明日の朝は牛すじ煮込みとゴーヤーチャンプルーを作ってくれると言ってました」と照れながら明かした。

 ゴーヤーは疲労回復に効果があるというビタミンB群やミネラルなど栄養価が豊富。牛すじも、同じくビタミンB群が多く含まれる。夫人の意図を多和田が理解していたかは不明だが「いっぱい食べて頑張ります!」と力を込めた。

 前回24日オリックス戦の朝はウナギのかば焼きを用意してもらい、完投で自身初の2ケタ勝利を決めた。今週は3位ソフトバンク、2位日本ハムと続く6連戦。愛妻の手料理で暑さを乗り切り、正念場の初戦を取る。【佐竹実】