ロッテから1対1の交換トレードで日本ハムに移籍した藤岡貴裕投手(29)が、16日ロッテ戦(札幌ドーム)で、移籍後初先発することが13日、分かった。

 トレード期限ぎりぎりの7月26日に加入。中継ぎから先発に再転向した今季だったが、ロッテでは1軍登板の機会がなく、自身にとっても、約3年ぶりの先発マウンドとなる。

 移籍後は、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で、調整を重ねてきた。今月2日のイースタンDeNA戦(鎌ケ谷)は8回から救援し、2イニングを6安打3失点、2奪三振。中6日で挑んだ9日BCリーグ石川との交流戦(鎌ケ谷)では、先発して5回を6安打4奪三振3失点(自責1)で、ともに勝ち投手になった。

 栗山監督は、これまでも、対戦相手や開催地を考慮しながら、復活や再出発を期す選手に奮起を促してきた。かつて「大学ビッグ3」ともてはやされたドラフト1位左腕は、6年半在籍した古巣相手に、新天地での復活を狙う。