レジェンドが東京ドームをわかせた。

 ロッテオリオンズ誕生50年目の特別試合として行われた試合前セレモニーに、OBの落合博満(64)村田兆治(68)の両氏が登場した。

 82年、85年、86年と3度の3冠王に輝いた落合氏は、同年オフにトレードで中日に移籍して以降、初めてロッテのイベント参加となった。オープンカーで登場すると、バットを持ってスイングを披露。「40年前にロッテオリオンズに第3位の指名を受けて、ユニホームを着たのが出発点です。そのとき指名してもらえなければ、今日ここに立っていることもなかったと思います。そういうチャンスをくださったロッテ球団に心より感謝申し上げます」とスピーチした。

 また「まさかり投法」でおなじみの村田氏は、始球式に登板。ノーバウンドで112キロを計測し、ファンの歓声を浴びた。「50年の歴史の中で、時代とともに歩んでこられた先輩方、そして後輩の皆さま。これからも感動と夢をファンの皆様とともにつくっていってほしいと思っています。ロッテ球団が、これからさらに発展することを願っています」とコメント。投球については「う~ん、ダメだなあ。もう少しウオーミングアップをしておけばよかったよ」と、満足してはいなかった。