早大は5日、東京6大学リーグの同大野球部の次期監督にOBでロッテや米大リーグのメッツなどで活躍した小宮山悟氏(52=日刊スポーツ評論家)が、来年1月1日付で就任すると発表した。4年の任期満了で退任する高橋広監督(63)の後任で、プロ野球経験者が同大の監督を務めるのは47年秋~57年の森茂雄氏(元後楽園イーグルス選手兼監督)以来2人目。今日6日に都内で記者会見する。

小宮山氏は千葉・芝浦工大柏から2年の浪人を経て86年に早大へ入学。4年時には主将を務め、リーグ通算20勝をマークした。89年にドラフト1位でロッテに入団し、1年目からローテーション入り。頭脳的な投球を持ち味とし、開幕投手を7度務め、10年間エースとして君臨した。99年オフに自由契約になり横浜へ移籍。02年にはFA権を行使しメッツに入団した。1年間の浪人生活を送った後、04年にロッテに復帰。日本での通算成績は117勝141敗4セーブ、防御率3・71。09年に引退後はNHKのMLB解説者など評論家として活動し、11年から14年までは早大のコーチも務めた。

早大は17年秋のリーグ戦では東大と同率の5位に終わり、今年春は3位だった。秋のリーグ戦は高橋監督の指揮のもと、開幕日の8日に法大と対戦する。