阪神福永春吾投手(24)が、ウエスタン・リーグ最優秀防御率、勝率1位の2冠を手にした。この日でウエスタン・リーグの全日程が終了。8年ぶりに優勝した阪神2軍の先発ローテーションを守り抜き、獲得したタイトルだ。

2年目右腕の福永は主に先発で2軍戦20試合に登板し、7勝2敗1セーブ、防御率3・80。勝率7割7分8厘をマークした。

この日は鳴尾浜球場での2軍全体練習に参加。練習終了後、タイトル確定まで他球団の結果待ちという状況で「ピッチャーのタイトルは1人で獲れるものじゃない。打ってくれた野手がいたからです。タイトルを獲れたら感謝したいです」と感慨深そうに話した。

阪神からは他にもタイトルホルダーが続出。青柳晃洋投手(24)が8勝で、ソフトバンク大竹と並び最多勝を獲得。伊藤和雄投手(28)が20セーブで最多セーブに輝いた。

腐ることなく、ひたむきに2軍で結果を残し続けた若虎たち。タイトル獲得もだが、シーズン終盤で再昇格の切符を手に入れることはできるか。