今季で引退する広島新井貴浩内野手にとっては古巣阪神との最終戦だった。

8回の先頭で代打が告げられ、打席へ。相手投手は親交が深い能見だった。5球すべて直球で向かってきた後輩に対し、最後は外角低めの144キロで二ゴロに打ち取られた。

阪神がまだCS進出の可能性を残すため「まだ(対戦が)最後かは分からないけど」と前置きはしたが「能見とは対戦相手としてもチームメートとしてもたくさんの思い出がある。ありがとう、と言いたいですね。本当、いいコースに素晴らしい球が来ていた。まだまだ頑張ってほしいですね」とさわやかにエールを送った。