阪神が来季のコーチ陣を再編成することが4日、分かった。

ヤクルトに敗れ、CS進出の可能性が完全消滅。今季、ウエスタン・リーグを優勝に導いた矢野燿大2軍監督(49)が1軍ヘッド格に配置転換され、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(49)が2軍監督に転向する案が最有力だ。

今季は貧打が戦いに大きく影響した。オフには右打ちの1軍打撃コーチの招へい作業にも入る。西武、中日で活躍し、通算2050安打を放った和田一浩氏(46=野球評論家)を軸に選定を進めていく方針。投手部門でも、昨季リーグ1位だったチーム防御率3・29が今季は悪化。基本的にコーチ陣全員を残留も、1、2軍の指導体制を見直し、配置転換する可能性も出てきた。来季への課題を問われた金本監督は「まずは打線でしょうね。でも全部じゃないですか。すべて立て直していかないとね」。14年ぶりのリーグ優勝を目指し内閣改造に踏み切る。