オリックスは5日、有力となっていた西村徳文ヘッドコーチ(58)の新監督就任を発表した。シーズン最終戦となったこの日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)後に正式要請し、受諾した。

シーズン最終戦を終え、長村裕之球団本部長(59)が会見。「ヘッドコーチとして3年、うちの選手をしっかり見てくれてチームに対する思い入れも強い。パ・リーグの野球も知り尽くしている」と要請の理由を明かした。

西村ヘッドコーチは現役引退後の98年からロッテのコーチに就任。04年からはバレンタイン監督のもとでヘッドコーチ兼外野守備走塁コーチとして長くパイプ役を務めた。監督1年目の10年は史上初めてリーグ3位から日本シリーズ制覇。当時、スローガンに「和」を掲げて「史上最大の下克上」を成し遂げた。福良監督が就任した16年からオリックスのヘッドコーチを務めている。