桐蔭横浜大が横浜国大に連勝して勝ち点3とした。現在首位に立つ神奈川大とともに2位以上を確定させ、明治神宮大会出場権を争う関東地区大学野球選手権大会出場を決めた。

先発の三浦裕作投手(3年=川崎北)が失策などで初回に3点を奪われたが4回に1点を返すと、6回に打線が爆発。2本塁打と2三塁打などで5点を奪って試合をひっくり返した。

176センチ、110キロの“ぽっちゃり4番”渡部健人内野手(2年=日本ウェルネス)は打点こそなかったが、7回にダメ押しの起因となる二塁打を放つなど3安打の固め打ち。第2週の横浜商大戦で左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し9月11日に手術。脅威の回復を見せ、今カードで復帰した。2戦で7安打した主砲は「関東大会は初めてなので(出場が決まったのは)うれしい。チーム状況があまり良くなかったので、リハビリを頑張って復帰しました。(左手)小指の感覚はまだないですが、だいぶつかめるようになってきた」と笑顔を見せた。今夏には大学代表の候補合宿に参加し、ドラフト候補の法大・中山翔太内野手(4年=履正社)らと同部屋で刺激を受けたという。「チームはまだ優勝のチャンスがある。優勝して関東大会に行きたい」と、ボルテージを上げる。