未消化試合となっていた立正大-亜大3回戦は、立正大が制し、勝ち点2を挙げた。

右腕の糸川亮太投手(2年=川之江)が11三振を奪ってリーグ戦初完投完封。ドラフト候補の4番頓宮裕真捕手(4年=岡山理大付)をシンカーで2三振に抑え、強力打線を散発3安打に封じた。頓宮の配球は、前夜までに木下捕手とVTRを見ながらじっくり研究。糸川は「1人ずつ丁寧に投げていこうと思った。頓宮さんは良いバッター。ホームランを打たれたらノリノリになってしまうので、四球OKの気持ちで、相手を認めた中で投げていこうと思った」と振り返った。

坂田精二郎監督は「守り勝つ、やっとやりたい野球ができた。糸川は気持ちのある子。よく投げてくれました。ただ、今日は打球が正面に飛んだゲッツーなどもあって、うちに運もあったかもしれない。まだまだ実力じゃないところがあるので、来週の中央戦に向けてまたしっかりやっていきたい」と、16日から予定されている最終カードを見据えた。