星野魂受け継ぐ! 倉敷商・引地秀一郎投手(3年)が楽天から3位指名を受けた。

今年1月に他界した星野仙一氏の母校からまた1人、プロ野球の扉を開いた。星野氏を始め、過去に数人のプロ選手を輩出しているが、高校から直接プロへ進む選手は初。「ノーラン・ライアン投手のようになりたいです」と大きな目標を語った。

甲子園の出場はないが、今夏の岡山県予選では甲子園を沸かせた創志学園西純矢投手(2年)と投げ合いを演じた。身長188センチ、体重84キロというどっしりとした体形から投げ下ろす球速は最速151キロをマークする。「燃える男」を受け継ぐ右腕として、強気な投球も持ち味。運命に導かれるように、最後に監督を務め、生前まで取締役副会長を務めた楽天に指名された。「星野さんが監督をしているので、球団のある位置は遠いですけど、キャンプも岡山でやってくださっているので、親近感のある球団です」と語った。