ヤクルトからドラフト2位で指名された法大の「きんに君」こと中山翔太外野手(22)が26日、川崎市内の野球部寮で指名あいさつを受けた。

ベンチプレス140キロ、スクワット250キロを誇る筋肉で、現時点で東京6大学リーグで現役トップの11本塁打を量産する長距離砲は、橿渕スカウトグループデスクからは「将来のクリーンアップ候補に」と託された。「パワーと全力プレーが持ち味。(履正社高の先輩の)山田(哲人)さんとクリーンアップを打てたら一番うれしい。早くレギュラーを取れるような選手になって、3冠王をとって、リーグ優勝、日本一になれるように頑張ります。絶対に期待に応えたい」と意気込みを語った。

橿渕スカウトグループデスクは「ご縁があって指名させていただいて感謝しているとお伝えしました。(持ち味は)長打力と気迫を前面に出すプレースタイル。うちはスマートにやる選手が多いので希少かなと思います。クライマックスシリーズで青木が抜けて、打線がおとなしく静まりかえったときに、中山君みたいなタイプがいたら鼓舞して流れを変えてくれるのではないかなと思う。(外野守備は)2年までやっていて見ています」と期待した。