34年ぶり4度目の日本一を目指す広島が、2連覇のかかるソフトバンクに先勝した。

試合後、緒方孝市監督は「昨日厳しいゲームで勝ちきれなかった分、このホームでどうしても先に1勝を挙げたかった。ナイスゲームでした」とほっとした表情を浮かべた。

投打がかみ合った。先発ジョンソンは7回1失点と好投。4番鈴木が3安打3打点、3番丸、5番松山も1打点ずつ挙げ、ソフトバンクに流れを引き渡さなかった。「攻撃面は、初回から田中が出塁してくれて(鈴木)誠也がラッキーな当たりで先制できたのが大きかった。誠也が3打点、クリーンアップがしっかり打点を挙げてくれて、松山があの苦しいところで守備でファインプレーをしてくれて、あそこで流れを相手に渡さずこちらのゲームができた」と選手をねぎらった。

29日の移動日を挟み30日から第3戦がヤフオクドームで行われる。「厳しい戦いが続くと思いますが、福岡でも一戦一戦しっかりと自分たちの野球をやりたい」と34年ぶりの日本一を待ちわびるファンにカープ野球を約束した。