オリックス西勇輝投手(27)が7日、大阪市内の球団事務所を訪れ、FA宣言に必要な書類を提出した。西は「本当に1度キリしかないと思っていますし、初めてのことなので他のチームの話を聞きたいというのが素直な気持ちですし。このチャンスをしっかり使っていきたい」と思いを明かした。オリックス長村裕之球団本部長(59)らとの約20分の会談では宣言残留もOKという旨も伝えられた。

すでに阪神、ソフトバンク、中日などが宣言に備えて西獲得に乗り出す方針を固めている。残留要請を続けているオリックスを含め、複数球団の争奪戦となる見込み。14日に公示され、15日からは他球団との交渉が解禁される。西は交渉で重視することを問われ、「どれだけ自分を必要としてくれているか。やっぱり熱意を持って言ってもらえることに僕も共有して頑張りたいですし」と話した。