侍ジャパンが土壇場の逆転劇で勝利を収めて、通算成績を3勝1敗とした。

MLB選抜先発の前田は150キロ近い速球と、変化球を絶妙に制球して、山川と森から連続三振を奪うなど日本打線を2回無失点、被安打1に抑えた。直後の2回の攻撃でに今季30発マークしたホスキンスの1号ソロで先制。7回には20歳ソトの右翼線適時二塁打で2点差に広げた。

9回に上林、田中の適時打で追いつくと、1死一、三塁で菊池のセーフティースクイズで勝ち越しに成功した。MLB選抜は8投手を注ぎ込む継投をみせたが、執念は実らなかった。

この日は広島本拠地のマツダスタジアム。侍ジャパン先発の広島大瀬良とMLB選抜の先発で広島に9年間在籍した前田健太の2人で試合を盛り上げ、9回には会沢が勝負どころでバントを決め、田中、菊池のバットで球場のボルテージを最高潮まで上げた。菊池は「打球強かったんで30点くらいです。みんなつないでくれてたんで監督と相談しながら、ああいう形(スクイズ)になりました。今日はマエケンさんと(大瀬良)大地の投げ合いということで僕ら以上にファンの方が盛り上がったと思います」と笑顔で振り返った。

第5戦はナゴヤドームに移動し、19時に試合開始する。日本代表は東浜(ソフトバンク)、MLB選抜はジュニオル・ゲラ(ブルワーズ)が先発予定。