ロッテ清田育宏外野手(32)が29日、ZOZOマリンで契約を更改し、600万円減の年俸4400万円で合意した。「今日のために昨日、散髪してきました」とさわやかな短髪で会見場に現れた。

プロ9年目の今季は96試合に出場して打率2割2分6厘、2本塁打、27打点の成績だった。2月末に左ふくらはぎを肉離れ。開幕に出遅れたが「前半戦はすごく自分でも我慢しながら頑張れたと思うんですけど、後半は試合数も出られなかった。納得してハンコを押しました」と話した。

今年、外野陣は岡がトレードで途中加入したり、本職が遊撃の平沢が右翼に挑戦するなど競争が激化。来季はベテラン福浦を除けば、荻野と並んでチーム最年長野手となる。「僕らが入った時は西岡さんや今江さん、サブローさん、福浦さん、井口さんたちがいた。今度は僕らがそうならないといけないねと、荻野と納会で話しました。チームは若手だけじゃ勝てない」と自覚を強めた。

今オフは初めてパーソナルトレーナーをつけ、ウエートの他、打球や投球を追う際に視点がぶれないよう目のトレーニングも始めている。「同じくらいの力なら若手が使われる。それ以上の成績を頑張って出さないといけない。球場(ZOZOマリン)も狭くなるので、もう1回キャリアハイを出せるような体をつくっていきたい」。130試合に出場して打率3割1分7厘を記録した15年を超える再起を誓った。(金額は推定)