阪神矢野燿大監督が30日、「熱血!タイガース党」に生出演し、丸の移籍で超強力打線が完成した巨人相手にも逃げない姿勢を求めた。

矢野監督は「すごいよな、ジャイアンツ。どんな打順組むんやろ」。宿敵の予想布陣を読み上げると、「笑いが出るな。なあ、笑えへん?笑ってまうやろ、笑っとこうや、今の間に」。冗談交じりに言った後、投手陣に熱く訴えかけた。

「オレも基本は昔のすごい時代に対戦してるけど、逃げて済むような打線と球場じゃないからね。どんどん勝負していかないと。やっぱりオレはメンタルっていうか、逃げないことが1番だと思うけどね。逃げたら『怖い、怖い』ばっかりになっちゃうから。逆にそういうところで抑えて自信をつけるぐらいのね」と語った。

その他のコメント。

-丸の巨人入りは想定内

矢野監督 まあ、個人のことやからオレも分からんけど、十分にあり得るなとはオレも思っていたし。ウチにとってそれが良いのか悪いのかは、実際にやってみないと分からないけどね。FAというのは個人がやっと得た権利やし、オレがどうこう言うことじゃない。丸が広島に残ろうが、ロッテに行こうが、巨人に行こうが、オレがやることは変わらない。それは関係ないというか、大変だけどそこを倒してタイガースファンに喜んでもらうというのは変わらないから。

-強力打線だからこそ付け入るスキもある

矢野監督 う~ん、まあね。どうなんやろ、そこまでまだ考える余裕はないけど。もちろんコーチの人もいるし、みんなでそういうところを見つけられれば。どんどん見つけてやっていきたい。

-ドリスが保留者名簿を外れた。再契約を目指す方向だが、どんな結果であれ守護神は競争になるか

矢野監督 もちろん、もちろん。前も言っているように、球児もやれるって言っている状態まで来ているのも頼もしいし。誰がどうなるかっていうのは、オレも今決められるようなあれじゃないし。まあ、でも、やりくりできるだけの投手力はうちはあると思っているから。オレらはいる中でどうするかだから。