ソフトバンク市川友也捕手が4日、福岡市内のヤフオクドーム内で契約更改交渉し、現状維持の年俸2300万円でサインした。

市川は今季途中に金銭トレードで日本ハムから移籍。高谷ら捕手陣に故障が相次いだ中で、25試合に出場し苦しいチームを救った。「1軍にいたのは半分くらい。正直悔しい部分はあるけど、貴重な経験をさせてもらいました。受けたことのないピッチャーばかりで難しさはあったし、助けられることが多かった。その中で思い切ってできた部分もあった。今後に生かしていきたい」。印象に残る試合としては、6月13日の巨人戦を挙げた。逆転の決勝本塁打を打つなど、古巣相手に勝利。「特別な思いがあった。巨人戦でホームランを打って活躍できたのは特別でした」と振り返った。

1シーズンを過ごし、ソフトバンクへの印象も変わった。「すごい選手が多いのでどうかな、と思ったけど、みんなちゃんとバッティング練習もするし、失敗もする。親近感というか、見方は変わりました」。チームにもなじんで迎える来季へ「今年はリーグ優勝を逃している。リーグ優勝、日本一になれるよう。そのための力になれるように、オフでしっかり準備したい」と話した。(金額は推定)