ダブル「栄」で栄冠をつかむ。楽天茂木が4日、仙台市内で1300万円減の5100万円で契約更改。来季から二塁手・浅村が西武からFAで加入する。浅村「栄斗(ひでと)」と茂木「栄五郎」。正遊撃手の筆頭候補の茂木は「こんなに心強いことはない。敵として守っていても、ゴロの打球もすごかった。浅村さんの気持ちの部分、技術もそうだけど、練習に対する取り組み方も学んでいきたい。一緒に二遊間を守りたい」。姿勢を栄養として補給し、定位置をつかむ。

平石監督は、レギュラーを白紙としている。茂木には外野へのコンバートプランも浮上。その中で、茂木はプロ入りから挑戦した遊撃1本で19年シーズンに臨む。1年目は新人王候補に挙がり、昨季も打率2割9分6厘、17本塁打と栄光への道を進んでいた。だが、3年目の今季は開幕前に右肘手術を受けた影響もあり、初めて規定打席に届かなかった。打率2割4分7厘、7本塁打と苦しんだ。

目指す栄誉はフル出場だ。「優勝のための1つのピースとして活躍できるように。西武の源田さんのようにどんな展開でも最後まで守って、143試合全てに出られるように頑張りたい」。浅村と栄華の二遊間を結成する。【栗田尚樹】(金額は推定)