西武増田達至投手(30)が5日、メットライフドームで契約更改交渉を行い、1500万円ダウンの1億円でサインした。

過去2年は28セーブを記録し、選手会長に就任した今季も開幕から抑えを任されたが、不調で中継ぎへの配置転換や2軍落ちも味わった。「正直、いろいろと苦しいシーズンでした。2年間(ストッパーを)やらせていただいて、今年が3年目。3年、しっかり結果を残すという目標でやっていた。そこで自分のふがいない結果から配置転換。過去最低の成績だった」。6年目で登板数は最も少ない41試合にとどまり、防御率5・17もワーストだった。

プロ入り後初となるダウン更改。終盤に復調の兆しは見せ、気持ちは早くも来季へ向かう。「悔しさを来年以降の野球人生にぶつけていければ。体をもう1回鍛え直してキャンプインしたい。ポジションがどこになるか分からないですけど、一番後ろならセーブ数、中継ぎならホールド…。キャリアハイを目指していきたい」と誓った。(金額は推定)