オリックス西勇輝投手(28)が7日、阪神入りを表明したことを受け、長村裕之球団本部長(59)が西本人から連絡があったことを明かした。この日の正午ごろに電話をもらった模様。

大阪市内の球団施設で対応し「西から私にありました。『今回は他球団にいくことに決めさせてもらいました。本当にすみません。お世話になりました。最後の最後まで悩みました』ということですね。何度か話をする中でチームへの愛着っていうのはすごく持ってくれていた。これは本人が勝ち取った権利なので」と説明した。

金銭補償や人的補償に関しては「まだ考えていません。向こう(阪神)も準備があると思うので、それからこっちもじっくり検討させていただこうというところです」と話した。

残留を望んでいたが、かなわなかった。長村球団本部長は「誠意を持って対応させてもらったつもりなんですけど、実際にこういう形で抜けることに関して、私が引き留められなかったのは不徳の致すところです。ファンと関係者には大変申し訳なく思っております」と謝罪した。