昨年96敗のヤクルトは勝率5割3分2厘の2位。シーズン95敗以上は17年ヤクルトまで10チームあるが、球団消滅の56年高橋を除いた過去8チームは翌年も最下位。95敗以上した翌年に「Aクラス」と「勝ち越し」はともに初めてだ。

課題は先発投手。今季の先発投手は39勝50敗、防御率4・32で、勝利数と防御率はセ・リーグ最低。先発で5勝以上は4人しかおらず、チームトップのブキャナンは10勝11敗の負け越し。勝ち越した先発投手は8勝5敗の小川、7勝6敗の石川、2勝の山中、1勝の星(星は救援でも1勝)だけ。貯金4以上の先発投手がいないのは、両リーグでヤクルトだけだった。