ソフトバンク工藤監督が今季のスローガン「奪Sh!(ダッシュ!)」のように、上林に盗塁王指令を出した。工藤監督は「本人が3割30本30盗塁って言っているんでしょ。能力のある選手だと思うので、ぜひ目指してほしい」と話した。レギュラー1年目の17年は12盗塁で12盗塁死と成功率5割だったが、昨年は13盗塁、4盗塁死と成功率は格段にアップした。

「村松コーチや本多コーチに盗塁の技術を教えてもらえるんであれば、30盗塁というよりは盗塁王を狙えるくらいできる」と、大きな期待をかける。上林が不動の1番で走りまくれば、攻撃の幅も広がる。

柳田の打順が3番か4番かもポイントとなる。工藤監督は「1回に打席が回るなら3番の方がいい。昨年の途中から4番に据えていった時に、1点じゃなくて、2点、3点と考えたら4番というところもすごくいい」と説明。復活を期する内川やデスパイネの状態にもよるが、開幕までに柳田の能力を最大限に発揮する打順を探り、1番上林から始まる19年型のホークス打線を完成させる。