日本ハム西川遥輝外野手(26)が、本塁打後のパフォーマンスに挑戦する。

19日、千葉市内で行われたニッポンハムグループの展示会に出席。トークショーでチームメートの近藤からパフォーマンス披露をリクエストされ、「募集します」とファンに呼びかけた。今オフ「スシポーズ」のレアードがロッテに移籍。チーム屈指のイケメンが、パフォーマンスでもファンを盛り上げる。

ド派手な金髪ヘアーの西川に、さらなる期待が注がれた。ともにトークショーに参加した近藤から「本塁打後にテレビに向かってポーズしてほしい」とリクエストされた。早くも沸き立つファンを横目に一瞬、考えたが、「うちのマスコットキャラもいなくなったし、そういう人がいないといけない…。募集します」と快諾した。

「マスコットキャラ」とは、ロッテへの移籍が決まったレアードのこと。好物のすしを握るパフォーマンスが売りのムードーメーカーだった。西川はクールにプレーで魅了してきたが、今季は違った一面を披露することに前向き。杉谷のインスタグラムにて公募することも決定した。人気漫画「ドラゴンボール」のサイヤ人のような気合みなぎる髪形同様に、ひと味違った姿を見せようとしている。

発奮材料の1つにする。近藤からは「(本塁打は)数少ないと思うので」とつっこまれたが、昨季はプロ8年目で初の2桁となる10本塁打をマーク。打率2割7分8厘もチーム2位で、2年連続の盗塁王は打力でもさらにアピールしていく。

今季の目標は「(田中)賢介さんの花道と優勝」。パフォーマンスでファンを盛り上げる回数が増えれば増えるほど、目標は近づいていく。【田中彩友美】

 

◆球界の主なHRパフォーマンス 有名なのは西武の黄金期を支えた秋山幸二の「バック宙」。86年の日本シリーズ第8戦で始め、引退までに計5度行った。秋山の場合はホームイン手前でのパフォーマンスだったが、現在はベンチに戻ってからポーズを取るのが主流。ヤクルトなどで活躍したラミレス(現DeNA監督)が、「ゲッツ」や「アイーン」など、カメラの前でお笑い芸人のネタをまねしたのがきっかけとされる。ソフトバンク松田の「熱男」、内川の「アゴタッチ」、ゆりやんレトリィバァのネタを取り入れた西武山川の「調子乗っちゃって」など。日本ハムではレアードの「スシポーズ」のほか、横尾の「おにぎり」、清宮の「キヨダンス」などがある。またポーズではないが、新庄は本塁打後「○○打法」と名付けてコメントを発表するのが恒例だった。