左肘違和感のために春季キャンプ2軍スタートが決まったDeNA東克樹投手(23)が「焦らずに」と強調した。27日はベイスターズ球場で、ランニングなどフィジカル中心の調整を行った。

11勝で新人王に輝いた昨秋も、左肘の違和感で侍ジャパン入りを辞退した。「今回も同じ場所、同じような違和感。ただ、1度やっている場所なので、良くなっていく目安もだいたい分かります」と現状を説明。ノースローが続くものの「いま焦っても仕方ないので。焦らずに、ペースを上げられると思った段階で上げていきたい。まずは治すことが一番」と話した。

開幕投手の有力候補とされる中での出遅れになったが、表情は決して暗くない。この日は球場に集まった数百人のファンに、1時間半かけてサインを書いた。「こんなに長く書いたの、初めてかもしれませんね」と笑った。