テスト生として中日の沖縄北谷キャンプに参加しているドミニカ共和国出身のサンディ・ブリトー投手（22）が4日、初の実戦登板に立った。

初球は阿部の頭上を通過する大暴投でスタート。阿部、井領にストレートの四球を与える立ち上がりだった。続く大野奨にも3球連続ボール。4球目にストライクが入ると、スタンドから大きな拍手を送られた。結局大野奨にも四球を与え、最後の石川駿を左飛に打ち取り、実戦登板を終えた。

「緊張とかじゃなく、いいところを見せようとして力が入りすぎた」と、肩を落とした。この日投げた20球は直球のみで最速151キロをマーク。「ポテンシャルは高いんだから、もっと良くなる」と、登板直後には与田監督から励まされていた。

ブリトーは、身長188センチで150キロ台の速球が武器の右投げ右打ちの投手。レイズとマイナー契約し、メジャー経験はなく、マイナー通算43試合、4勝6敗、防御率4・70の成績を残している。