高校での苦い経験を糧に大きくなる。仙台育英から東京6大学リーグの早大に進む田中星流投手が5日、他のスポーツ推薦による新1年生3人とともに初めて同大の練習に参加した。東京・東伏見のグラウンドで、午前8時から4年生とともに動いた。午前中で初日を終えると「まずは個人のレベルアップですね」と誓いを新たにした。

「悔しかった」と話すのが、昨夏甲子園での投球だ。初戦の浦和学院戦は、3回途中4失点KO。0-9と大敗した。宮城県大会前の練習試合で頑張りが過ぎ、背中を痛めた。万全ではない状態での投球を続けた結果だった。「教訓になりました。大学ではケガをせずにいきたい」と、コンディションの重要性を学んだ。痛打された浦和学院からは、蛭間拓哉外野手も早大入り。「チームメートになる。楽しみです」と、これからは、ともにリーグ戦優勝&日本一を目指す。