左肩痛からの復活を期すソフトバンク和田毅投手(37)が6日、今年初のブルペン投球を行った。

捕手を立たせたままで28球を投げ、「マウンドで投げられたことがひとつのステップアップ。まだまだ始まっていない。準備の段階。嫌な感じはもうない」と話した。

和田は昨年、春季キャンプで左肩を痛め調整が遅れ、5月に実戦初登板。3度目の実戦となった5月19日ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で6回1失点と好投したが、その後再び肩を痛めて1軍登板のないままシーズンを終えていた。

オフも地道なリハビリを続け、昨年12月中旬に筑後で捕手を立たせたままブルペン投球。1月は長崎での自主トレを経て、肩の状態を上げてきた。

見守った工藤監督は「順調じゃないですか。少しずつ、少しずつやってくれたら」と語った。

今後は立ち投げを何度か行い、キャンプ終盤には捕手を座らせての本格投球を目指すという。和田は「1試合、2試合ではなく、1年間で考えて、戻ってからずっと投げることを考えながらやりたい。戻るからには離脱したくない」と慎重に調整していく考えを示していた。