侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)が10日、中日の北谷キャンプを視察に訪れた。

3月に「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」メキシコ戦(京セラドーム)を控える稲葉監督は、内野の投内連係やブルペンを回り、選手の動きを確かめた。

視察後、取材に応じた稲葉監督は、17年に初の侍入りを果たすも、それ以来招集されていない京田陽太内野手(24)について「何かをつかむという、努力をするところに関しては聞く耳も持ってる」と学ぶ姿勢を評価。「今年もリードオフマンとして、ドラゴンズを1年間引っ張るという期待されてると思う。私もそういう部分を期待したい」と話した。

投手陣では、侍経験のある又吉克樹投手(28)の投球を見つめ「順調そうだった。いろんな選手やコーチの意見を聞きながら成長していく選手。彼もこれから見てきたいという選手の1人」。昨年の日米野球で侍入りした笠原祥太郎投手(23)には「順調そうで良い顔をしていた。昨年以上に期待されると思う。しっかり見ていきたい」。同じく日米野球代表の佐藤優投手(25)には「彼はストレートの強さ。素晴らしい球を投げていた。(侍経験で)何かを感じてると思うので、今年につなげていって欲しい」と、期待を込めた。