DeNAは12日、オーストラリアン・ベースボールリーグのキャンベラ・キャバルリーから、スティーブン・ケント投手(29)スティーブン・チェンバース投手(28)を沖縄・宜野湾の春季キャンプに受け入れると発表した。期間は14日から26日まで。戦略的パートナーシップの交流の一環で、入団テストではなく、両球団や選手同士の理解促進、成長が目的となる。

三原球団代表は「昨年末、ベイスターズから今永、三上、国吉、青柳の4選手が自らの意思でオーストラリアへ渡り、キャンベラ・キャバルリーの一員として練習、試合と励んでくれました。4選手からはオーストラリアでの経験は大変有意義で成長につながるものであったと聞いております。今度はキャバルリーに所属する2選手が私たちのキャンプに参加します。していただいたのと同じように、できる限り受け入れ態勢を整えて迎えたいと思っています。ぜひ、日本での経験を有意義なものにしてもらいたいと思いますし、ベイスターズの選手にとっても、彼らと接することで、多くのことを学んでもらいたいと思います。また、改めて戦略的パートナーシップを結んでいるキャンベラ・キャバルリーの皆様に、このような機会をつくっていただき、改めて御礼申し上げます」と球団を通じてコメントした。

また、今回キャンプに参加するケントは「沖縄での春季キャンプに参加する機会を与えてくれたDeNAベイスターズ、キャンベラ・キャバルリーの方々に心から感謝しています。キャバルリーの一員としてともにプレーした今永、三上、国吉、青柳は素晴らしいプレーヤーであり、再び会えることはもちろん、ベイスターズという組織で他のプレーヤーたちと練習できることが楽しみ」とコメント。

日本の独立リーグでもプレーしていたチェンバースは「日本でプレーする中で素晴らしい友人と出会い、たくさんの文化を学びました。大阪、新潟、香川での生活はどれも本当に有意義なものでした。その中で語学も必死に取り組んでいたこともあり、ベイスターズから来た選手たちとも仲を深めることができました。ベイスターズとキャバルリーが与えてくれたこの機会を心から楽しみにしています」とコメントした。