ベテランの準備が整った。ヤクルト大引啓次内野手(34)が28日から1軍に合流する。

27日、戸田球場での2軍練習に参加。高津2軍監督から正式に昇格を通達され「いつ何時、何が起こるか分からない。行ってくれと言われて行ける選手でありたいし、年齢的にも結果を残せる選手でないといけない」と言葉に力を込めた。

満を持して1軍の輪に加わる。昨季は下半身のコンディション不良で自身最悪の47試合にとどまったこともあり、2月中は2軍キャンプでじっくりと調整。全体練習後の個別練習では内角高めを意識したティー打撃でフォームを固めた。シート打撃などで実戦感覚も養い「トップを作って最短距離で振れるようにしてきた」と手応えを口にする。

成長株の村上らとの三塁手争いに加え、慣れ親しんだ遊撃守備の練習も積んできた。「結果を残して、競争を勝ち抜きたい」と起用法の幅を広げ、開幕1軍を狙う。