千賀打ちで三塁争い参戦や! 阪神陽川尚将内野手(27)が1日、甲子園球場で行われた全体練習で1軍に合流した。

早速、2日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)に先発出場する予定。すでに開幕投手に決定している千賀との対決に向け、「初球からどんどん振ってタイミングを合わせていきたい」と腕ぶした。

昨季は打率2割5分2厘、6本塁打とプチブレーク。秋に右肘クリーニング術を受けた影響もあり、春季キャンプは2軍安芸スタートとなっていた。高知の実戦では全5試合で4番に座り、計22打数8安打の打率3割6分4厘、2本塁打、9打点。満を持しての1軍合流に「結果にこだわってやっていくだけ」と力を込めた。

本職の三塁争いでは、開幕4番の有力候補でもある大山が1軍沖縄・宜野座キャンプの実戦で24打数5安打、打率2割8厘と勢いに乗れずにいる。矢野監督は陽川を「もともと力的には1軍のメンバーでもあったしね」と評価しており、博多で快音を響かせれば一気に逆転レギュラー奪取への道も開けてくる。

思い返せば、昨季は1軍昇格した6月3日西武戦で1発を含む2安打4打点と大暴れしている。19年も「最初が大事。そういうところをしっかりやっていきたい」と気合十分だ。もちろん狙うは開幕三塁スタメンの座。「まずは(目標は)そうですね」。両目をギラつかせたまま、新幹線に乗り込んだ。【佐井陽介】