ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(32)が7日、キューバから来日した。ビザ取得に時間を要したため、グラシアルら他の選手よりも遅れての到着となった。だが、出発直前まで打撃練習を行うなどしっかり体を動かしてきたようで、引き締まった姿で福岡空港に降り立った。「戻ってこられてうれしい。今年1年いい貢献ができるように頑張りたい」と頼もしく笑った。

外国人枠は4しかないが、現在7人で争う形になっている。実績あるデスパイネも特別扱いしない方針で、チーム戦略による投手と野手の振り分けにも左右されることになる。工藤監督は「入れる人数は決まっている。みんなで戦っているんだという意識で、みんないいモチベーションを持って、やってもらえれば」と話した。デスパイネは9日にもチームに合流予定。首脳陣は、本人が希望すれば同日のオープン戦ヤクルト戦(タマスタ筑後)の出場も認める方針だ。

キャンプには参加できなかったが、2月上旬のカリビアン・シリーズにはキューバ代表として出場。5試合で打率3割5分をマークするなど準優勝に貢献し、ベストナインにも選出されている。「好調でした。自分の成績を残して、チームに貢献できたと思う」。約1カ月、実戦から離れてはいるものの「後は時差ぼけだけ」とたくましい胸を張った。【山本大地】