楽天岸孝之投手(34)が2度目の実戦登板を5回2安打1失点にまとめ、移籍後初の開幕投手へ順調な調整ぶりをうかがわせた。

前回登板はほぼ直球とカーブのみ、2球だけチェンジアップを投じたが、今回は全球種をまんべんなく試した。「その中で嶋の要求通りにどれだけ投げられるか」と配分は女房役に任せ「真っすぐは良かった。カーブも良かった。スライダーも意外と良かった。チェンジアップだけイマイチ」と振り返った。

試合前に則本昂大投手(28)が11日に右肘のクリーニング手術を受けることが発表された。「ノリが一番悔しいでしょうから。僕1人で(すべて)何とかはできない。ピッチャー陣でノリが帰ってくるまで戦う。チームとしては痛すぎると思いますけど、それを言ってもしょうがない。戻ってきた時、あいつが無理をしなくてもいいような成績なり順位なりを残しておくのがベスト。そこはみんなで頑張っていくしかない」と胸中を思いやりながら、決意を示した。