右ふくらはぎの張りを訴えた阪神新外国人のジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)の開幕発進が不透明な状況に陥った。17日は全体練習に参加せずクラブハウスで別メニュー。16日のウオーミングアップで痛めた同箇所の回復を優先し、西武戦も欠場した。

主砲候補がペースダウン。矢野監督もテレビ中継の試合中インタビューで「大きな離脱になる可能性は低い。でも、無理はさせられない」と説明した。19日DeNA戦からの関東3試合は帯同せず、回復にあてる方向だ。「いまのところ、最後の3つに合わせる形で調整して。そのなかでどうなるかは流動的」と続け、先行きは読めない。

16日は病院で診察を受けて重症ではない見立てだが不測の事態も想定。来日2年目のナバーロが連日、先発出場した。この日は3回に左前打を放つなど猛アピールだ。指揮官は「その分、ナバーロも元気にやってくれると思う」と期待する。あらゆる状況に備え、本番に向けて調整を進めていく。