春季リーグが開幕し、天理大の勝利に貢献した2人が亡き友に春3連覇を誓った。

天理大は石原貴規捕手(4年=創志学園)の2ランなどで6点を奪い、八木玲於投手(4年=敦賀)が1失点完投で大産大に快勝。八木は「6回の4点で楽になった。テンポよく投げられた」と打線に感謝。石原も「開幕戦に合わせてやってきたので」と胸を張った。昨年1月に白血病で急逝した福丸和起さんと同学年の2人は「福丸のために」の思いも人一倍強い。藤原忠理監督(53)も「春3連覇で大学選手権が合言葉。福丸の思いも背負って戦っていきたい」とリーグ制覇を見据えた。