巨人山本泰寛内野手が、決勝打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。2回2死一、二塁から先制の中前適時打。4回1死一、三塁では内角の直球にバットを折られながら、執念で左前適時打を放った。

東京ドームでは初のお立ち台に上がり「これだけたくさんのお客さんが入ってくれて、力に変えられた」と感謝。インタビュアーから「気分は？」と聞かれ「最高です」と声のトーンを上げた。

頭脳と泥臭さで2安打を重ねた。1本目はスライダー、2本目は直球を読み、適時打。練習では原監督の助言で内角を打つ練習を取り入れるが、2本目は練習通りに内角球をとらえた。開幕1軍入りも、2試合で登録を抹消。吉川尚の故障で巡った出番に結果で猛アピールする。原監督は「すごいね。1打席目は（井納の）ウイニングボール、2打席目は内角の難しい球。非常に成長の跡が見られる」と評価した。