「平成の怪物」が復帰への熱意を口にした。中日松坂大輔投手(38)が28日、ナゴヤ球場で近日中にブルペン入りすることを明かした。

松坂は4日ぶりにナゴヤ球場に姿を見せた。2軍阪神戦(ナゴヤ)の試合前練習でリハビリメニュー。左足の踏み込みを確認しながら、キャッチボール、約60メートルの遠投を行った。

2月キャンプ序盤でファンとの接触。右肩の炎症を起こした松坂はブルペン入りをしていない。「その日の状態次第で(考える)。早いうちに入れれば」と、近日中のブルペン入りを示唆。「戻るときには、しっかりと戦力にならないといけない。(2軍での登板は)そうなるんじゃないですか。体調面で不安がないのが1番。なるべく早く戻れるようにしたい」。昨季はシーズン中に故障で離脱しても2軍で投げることなく、1軍に帯同しながら復帰した。今季は特別扱いなしで、2軍で実戦を重ねてから1軍昇格を目指す。

門倉2軍投手コーチも復活に太鼓判を押す。「気候もよくなっている。ブルペン入りはもうすぐでしょう。入れば、どんどん進むんじゃないですか」。ブルペンでの投球練習を開始すれば、実戦復帰も段階的に加速する。5月中のウエスタン・リーグでの実戦登板復帰の可能性も出ていた。