西武が平成初戦に続き、最終戦でも敗れ連勝が4でストップした。1回に4番山川の11号先制2ランでリードを奪うも、中盤に追いつかれ8回に勝ち越される逆転劇。西武の平成初戦となった89年4月9日ロッテ戦(0●7)に、9番二塁で出場していた辻監督は「平成最初に負けて平成最後も負けたのは悔しいけどね。向こうも必死だし、流れ的にね」と、徐々に主導権を握られた。

先発十亀の“専属捕手”として岡田を起用。森、栗山をベンチに下げ、メヒアをラインアップに並べた打線は3得点にとどまった。8回には1死一、三塁で山川が、左翼スタンドへ飛ばした打球はわずかにポールをそれる大ファウル。山川は「犠飛でもなんでも1点取っていれば」と平成最後の試合を本塁打で締めくくっても、チームの敗戦に笑顔はなかった。