西武は4日、メジャーリーグ・メッツとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

埼玉・所沢市の球団事務所で会見を行い、西武居郷肇球団社長、渡辺久信GM、メッツのアラード・ベアードGM補佐が出席。契約書にサインをかわした。同契約の内容は「スカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有」「人材派遣」「事業面でのノウハウの共有」の3点を柱にして、チーム強化と事業の両面で連携をしていく方針だ。

チーム強化面では、外国人選手獲得にノウハウを生かす。渡辺GMは「広い視野で見ることで選択肢が増やせる。日本に適用した選手獲得につながる」と、日本のプロ野球、そして西武というチームにフィットした戦力発掘でのメリットを明かす。「アメリカは広く、選手が本当にたくさんいる。それでは限界があるから、データややり方を活用していきたい。トラックマン(弾道測定器)データをどう活用するか球団によって違う。どうやって現場に反映させていくか、勉強していきたい」と、チームに落とし込んでいく。