この日1軍登録された楽天今江年晶内野手(35)が「7番三塁」で先発出場し、初安打を放った。

1点を追う4回1死、西武先発多和田の2球目、外角144キロ直球を鮮やかに中前にはじき返した。

今江はキャンプ直前に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断され2軍調整が続いていた。この日の試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつ。チームに明るい雰囲気をもたらした。平石監督も「目も体のコンディションを含めて十分勝負できると判断しました。戻ってきてくれてありがたい」とベテランの活躍に期待した。