中日白井文吾オーナー(91=中日新聞社会長)が6日の広島戦前にナゴヤドームに与田監督の激励に訪れた。

連盟表彰、スポンサーの冠試合などの式典行事もないため、異例の本拠地への訪問だった。

前日5日までは中日新聞社主催のJGTOツアー「中日クラウンズ」の60回記念大会が名古屋GCで開催されていたこともあり多忙。前日のヤクルト戦で連敗を4で止め、令和1勝を挙げた球団を急きょ激励に訪れた。「(今日は)臨時で来た。中日クラウンズの次は、遅まきながらドームだというわけだ。これから大いにドームの方も盛り上げないといかん」と、白井オーナーは終始笑顔。試合前練習では、与田監督と談笑。今季売り出し中の阿部を紹介されるなどした。

昨季は開幕4連敗など、4月終了時点で借金5の5位。今季は4月終了時点では借金0の4位で、4月中旬には首位に0・5差と肉薄もした。「(与田監督からは)一生懸命やっとりますという話を聞いた。よくやっとるよ。(昨年とチームも)変わってきた。もう少し積極的になると、もっと言うことがないな。(昨年とは)勝とうとする意欲があるんじゃないか」。前日5日時点で借金3の5位だが、オーナーは今後の巻き返しに期待を膨らませていた。