巨人岡本和真が、幸運の秘打で決勝点をたたき出した。

6回1死満塁の絶好機で打席に入った。カウント1-1からの3球目、調子が上がりきらない主砲が、好投の中日勝野の内角スライダーに反応。ぼてぼての三ゴロかと思われたが、三塁ベースに直撃した打球がポーンと跳ね上がり、三塁手高橋の頭上を越した。「ヒットはヒットなので。2打点ですから」と決勝の2点適時二塁打を振り返った。

野球の神様からの追い風に乗る。2日の中日戦では、東京ドームの天井に直撃するラッキーな同点適時内野安打をマーク。早くも今季2度目の“幸運打”に「点が入ればなんでもいい。ラッキーですが、いい先制点になった」と恩恵に感謝した。打率2割5分2厘も、ここ10試合は3割2厘と徐々に上向き傾向にある。原監督も「運というか、いいラックだよね。いい方向に向いているわけだから、さらに追い風を吹かせないと」と厳命した。