阪神糸井嘉男外野手(37)にアクシデントが発生し、5回の守備からベンチに退いた。ファインプレーの代償だった。

4回に先頭打者・鈴木の打球は右翼ファウルゾーンへ。全力疾走した糸井はスライディングキャッチ。その際に、勢い余って、フェンスに膝をぶつけた模様だ。その後は定位置に戻ってプレーを続けていたが、大事を取って、交代した。一時、甲子園が騒然とした。

試合後、清水ヘッドコーチは「好プレーのときの打撲で大事を取って。明日は本人の様子を見て、トレーナーの判断を聞きながらになる」と説明。この日は病院には行かず、19日の広島戦出場は当日のコンディションを確認して決める。

糸井は開幕から全43試合に出場。主に3番を任され、打率3割1分2厘は梅野に次ぐ、チーム2位。左右どちらの膝かは明らかにしなかったが、開幕前に右膝を痛めており、離脱となれば、攻撃力ダウンは避けられない。矢野監督は「それはトレーナーに聞いて。詳しくは」と話すにとどめた。軽傷を願うばかりだ。