巨人岩隈久志投手(38)が19日、川崎市のジャイアンツ球場で行われたファーム残留練習に参加し、今週3度目のブルペン投球を行った。

屋外のブルペンで座った捕手へ直球のみを40球。フォームを確かめながら6、7割の力で右腕を振った。「力みがあるのでもっと軽く投げられれば」と振り返ったが、力強いボールでミットをたたく音も響き「体の感覚とボールのイメージはだいぶ合ってきたね」と手応えを口にした。

17年9月に右肩を手術。マリナーズから8年ぶりに日本球界に復帰し、2月の春季キャンプは1軍で完走した。それでも右肩の状態を考慮し、3月からはファーム調整が続く。今月14日に立った捕手へ、16日には座った捕手へ30球を投げた。中2日で10球を追加し「前進していると思う。これからも段階を踏んでいければ」と見据えた。