21日のヤクルト戦で先発先陣を切る阪神青柳晃洋投手が、内角攻めで勝利を呼び込む。20日は甲子園で投手指名練習に参加。チームは広島に3連敗したが「(マウンドに)上がった試合は全部勝ちたい」と力強く話した。

ヤクルトはバレンティンと坂口が復帰し、フルメンバーがそろった。坂口は3月31日の阪神戦(京セラドーム大阪)で死球を受け骨折。5月8日に神宮で対戦した際には、岩田が青木に頭部死球を与え危険球退場になるなど“因縁”もある。それでも「(やりにくさは)全くないですね。(内角に)行かないと任せてもらっている意味がない。いつも通り攻めていこうと思います」と強気に勝負する。

金村投手コーチも「山田、バレンティンにはインサイドが有効。右バッターには行かないといけない」と指令。今季青柳は山田哲を5打数無安打に抑え、バレンティンも3打数無安打。攻めの投球で連敗を止める。【磯綾乃】