エースの復帰を先発投手陣フル回転で待つ。巨人ドラフト1位左腕の高橋優貴投手(22)が28日の阪神戦で、3度目の中5日で甲子園初登板に挑む。

27日は川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。2戦目は今村、3戦目はヤングマン、31日からの中日3連戦(東京ドーム)はメルセデス、山口が全て中5日で先発の見込み。腰の違和感でファーム調整中の菅野智之投手(29)の復帰を最優先にローテを組み上げる。

  ◇    ◇    ◇

大黒柱不在を、投手陣一丸で乗り越える。気温30度近くまで上がったジャイアンツ球場。大学時代を青森・八戸で過ごした左腕は「暑い…」とこぼしたが、甲子園の話題が上がると表情を明るくした。「こんなに早く投げられるとは思ってなかったです」。小学4、5年の頃、熱狂的な阪神ファンの父幸司さんに手を引かれ、一塁側スタンドでジェット風船を飛ばした記憶が残る。「憧れた場所なのでいいプレーができれば」。高校時代はあと1勝で届かなかった聖地での勝利のイメージを膨らませた。

前回登板の22日DeNA戦、プロ最短の4回3失点で2敗目を喫した。初めて経験するスライド登板の難しさも体感し「少し逃げていた部分もあった」と自己分析。今回は虎党の圧が待ち受けるが「その声援を勝手に味方につけるじゃないですけど、気持ちを前向きにできれば、いいパフォーマンスができると思う」と前向きに捉えた。

菅野が腰の違和感でファーム調整中のため、高橋を筆頭に先発ローテは中5日で回る。前週の先発5投手は、次回登板が中5日の場合の目安となる110球以下で降板。試合を作れずに降板するケースもあったが宮本投手総合コーチは「これをプラスに取りたいなと。詰め詰めで、という感じ」と巻き返しにかける。

菅野はこの日、軽めのダッシュ、約60メートルのキャッチボールなどで調整した。6月2日中日戦が1軍復帰戦の筆頭となるが、状態を慎重に見極めての判断となる。この日のイースタン・リーグ楽天戦で4回無安打無失点の高田、畠らも控えており、チーム一丸で戦いに臨む。【桑原幹久】