JR広島駅からマツダスタジアムへ続く「カープロード」沿いに30日、「津田恒美記念館」がオープンする。広島の守護神として活躍し、脳腫瘍のため1993年(平5)に32歳の若さで他界した「炎のストッパー」、津田恒実さんゆかりの品100点あまりが展示される。

   ◇   ◇   ◇

広島の現背番号14、大瀬良大地投手は、津田さんの魂を引き継ぐ覚悟を改めて示した。入団1年目の14年10月に墓参りをした際は、津田さんの親族の厚意で生家を開けてもらい、今回広島に持ち込まれたトロフィーなどを特別に見せてもらっている。「カープの14は重みのある番号です。津田さんの前にも、偉大な方がつけてこられた。そういう思いをしっかり背負って投げていきたい」と話した。